持ち物のメモに、チェック欄と「あと何個」の表示を付けたい。既製のアプリを探すほかに、AIへ必要な動きを説明して、小さな画面を作る方法があります。

ClaudeのArtifactsは、会話の横で開いて編集できる成果物です。小さな対話型ツールも作成対象に含まれています。公式ヘルプでは2026年9月16日より前にチャットで作ったものを旧Artifactsとして区別しているため、昔の画面説明をそのまま使わず、現行の手順を確認します。Claude公式:Artifactsの使い方

この記事は2026年9月29日に確認した公式情報に基づく説明です。実際にClaudeの画面で生成・操作した体験記ではありません。以下の持ち物とプロンプトは説明用の例で、生成結果を保証するものではありません。

AIを使うのは、必要な動きを画面にするため

ここでは「項目をチェックする」「残り件数を数える」「未確認だけ表示する」という画面を依頼します。コードを自分で組み立てる代わりに、要件を文章で伝えて生成を依頼し、動かして修正点を返す使い方です。

単に項目を並べたいだけなら、普段のメモアプリでも足ります。自分に合った表示や操作を試したい人、AIに文章以外の成果物を作らせてみたい人に向いた練習です。学習資料から問題を作るNotebookLMの復習クイズとは異なり、今回は操作できる道具を作ります。

無料で試せる範囲と準備

公式ヘルプでは、チャットからのArtifacts作成はFreeプランでも利用できます。一方、テンプレートからの開始、アプリとの接続、Artifactsのデータ保存は有料プランの機能です。本記事ではテンプレートや連携を使わず、その場で操作する練習に絞ります。Claude公式:プラン別のArtifacts機能

無料プランにも利用上限があります。公式の入門ガイドでは、セッションの上限は5時間ごとにリセットされ、送信できるメッセージ数は需要で変わり、別の制限も設ける場合があると説明されています。「無料で何回でも作れる」とは考えず、上限に達したら表示された案内に従って待ちます。Claude公式:無料プランの利用上限

パソコンのブラウザとClaudeアカウントを用意します。利用は18歳以上が対象で、日本は対応地域に含まれます。画面の対応言語にも日本語があります。利用開始と年齢条件、対応地域、対応言語

作成から修正までの手順

1. 必要な設定を確認する

Claudeへログインし、Settings > Capabilitiesで「Cloud code execution and file creation」が有効か確認します。Artifactsの利用に必要な設定として公式ヘルプに記載されています。画面の言語で表記が異なる場合は、同じ設定項目を確認してください。Claude公式:必要な設定

2. 新しい会話で画面の要件を伝える

チャット欄に次のように入力して送信します。持ち物は実際の予定に合わせて置き換えます。個人情報や予約番号を入力する必要はありません。

持ち物を確認する小さな対話型ツールを、Artifactとして作ってください。
画面は日本語にしてください。

項目:財布、鍵、スマートフォン、充電器、ハンカチ

必要な動き:
・各項目にチェック欄を付ける。
・未確認の項目数を「残り○個」と表示する。
・「すべて」と「未確認のみ」の表示を切り替える。
・チェックを外せるようにする。
・全項目のチェックを外すボタンを付け、実行前に確認する。

この練習では外部サービス、API、データ保存を使わないでください。
再読み込み後のチェック状態の保持は不要です。
文字を大きめにし、チェック欄には項目名のラベルを付けてください。

これは本記事で考えた要件です。製品に備わった「持ち物チェックリスト機能」を呼び出す命令ではありません。依頼した画面が生成されたか、次の確認が必要です。

3. 表示と件数を自分で確かめる

Artifactsは会話の横に開き、変更は会話から依頼できます。Claude公式:Artifactsの編集

生成された画面では、次の順番で確かめる方法を提案します。

  1. 最初の表示に5項目があり、残り件数が5か確認する。
  2. 財布だけをチェックし、残り件数が4になるか確認する。
  3. 「未確認のみ」に切り替え、財布以外の4項目が表示されるか確認する。
  4. 「すべて」に戻して財布のチェックを外し、残り件数が5に戻るか確認する。
  5. 全解除の確認画面で一度キャンセルし、状態が変わらないか確認する。
  6. 全解除を実行し、全項目が未確認になるか確認する。

この「5」「4」は例に挙げた持ち物数から決まる期待値で、実測結果ではありません。自分の項目数に変えた場合は期待値も変えます。

4. 修正点を一つずつ返す

動きが違う場合は、操作、期待した結果、実際の結果をまとめて伝えます。たとえば「財布をチェックしても残り件数が5のままです。4になるよう修正してください」と依頼できます。これは不具合の報告方法を示す仮の例です。

修正後は同じ操作をやり直します。見た目が整っていることと、件数や切り替えが正しいことを分けて確認します。

使い続ける前に確認したいこと

この例ではチェック状態の保存を求めていません。日をまたぐ管理や共同利用へ広げる前に、保存・共有の要件と利用条件を確認してください。最初の練習では、閉じると困る記録の保管先として使わない方針です。

また、持ち物の必要性を決めるのは利用者です。今回は自分で決めた項目を道具にする構成なので、旅行先の規則や施設の持ち込み条件をAIに推測させません。案内を要約して項目を作る場合は、原文との照合手順も併せて使ってください。

まずは自分が正解を判断できる5項目で試し、必要な表示を言葉にして、結果を操作して確かめる。その往復が、小さな道具をAIと作る練習になります。

参考にした一次情報

確認日:2026年9月29日。