NotebookLMで資料を比較表にする方法:データテーブルからスプレッドシートへ
2026.09.29 (火)
候補を比較したいのに、資料ごとに説明の順番が違う。一つには開催時間が先に書いてあり、別の一つには対象者だけが目立つ。表を作る前の、項目を探して並べ直す作業が残ります。
NotebookLMの「データテーブル」は、ソースの情報を表に整理し、Googleスプレッドシートへ出力する機能です。Googleは2025年12月18日に発表しました。この記事は新発売の速報ではなく、現在の公式手順で試せる使い方の紹介です。Google公式:データテーブルの発表
2026年9月29日時点の公式ヘルプでは「Gemini Notebook」と表記されています。以下はそのヘルプに基づく説明であり、実画面を操作して精度や所要時間を測定した体験記ではありません。
AIに任せるのは、資料を同じ列へ整理するところ
表計算ソフトに自分で入力する場合、各資料を読み、どの説明がどの項目に当たるか判断して転記します。データテーブルでは、資料を渡して行・列の内容を指定し、表の下書きを生成できます。Google公式ヘルプ:データテーブルのカスタマイズ
たとえば、参加を検討している講座の案内を「対象者」「開催日時」「参加方法」「準備するもの」で比較する用途が考えられます。本記事ではこの用途を例に、項目の抽出と並べ替えをAIに依頼し、内容の確認は元の案内に戻って行う流れを提案します。
すでに整った表がある場合は、そのまま表計算ソフトへ取り込む方法も候補になります。AIを使う理由は、文章に散らばった情報を同じ観点で整理したい場合にあります。
無料で試す場合の条件
公式のプラン比較では、StandardはGmailアカウントで無料登録でき、データテーブルは「上限あり」とされています。具体的な生成回数は掲載されていないため、回数や使い放題とは断定できません。利用時はアカウントに表示される制限も確認してください。Google公式:プランと利用上限
この記事は無料枠内で短い資料を試す構成です。有料プランへの加入を前提にせず、上限に達した場合はそこで止めて、表示された案内を確認します。
比較表を作って出力する手順
1. 比較する資料をノートブックへ追加する
自分が利用・アップロードしてよい案内やメモを、二つか三つ用意します。資料の数は本記事の練習用の提案です。各資料には、後で見分けられる名前を付けておきます。
公式手順では、ノートブックサービスで新しいノートブックを作成し、ソースをアップロードします。Google公式ヘルプ:ノートブックの作成
ここで、資料の版と日付を確認します。日程変更前の案内と変更後の案内を混ぜると、表ができても比較の前提が揃いません。
2. 行と列を指定してデータテーブルを生成する
「Studio」の「データテーブル」で、鉛筆アイコンからカスタマイズします。言語や、作りたい行・列をプロンプトで指定できます。Google公式ヘルプ:データテーブル
次は本記事で作成した説明用の依頼例です。生成結果を保証するプロンプトではありません。
追加した講座案内を比較する表を、日本語で作成してください。
1行を1講座とし、次の列を設けてください。
講座名 / 対象者 / 開催日時 / 参加方法 / 準備するもの / 根拠の資料名
資料に書かれていない項目は「記載なし」としてください。
日時が複数ある場合は、一つにまとめず条件と一緒に残してください。
資料間で内容が食い違う場合は「要確認」とし、相違点を記してください。
比較したい目的に合わせて列を変えます。最初から多くの項目を並べるより、選ぶために必要な項目に絞る方法を提案します。
3. 表と引用文献をスプレッドシートへ出力する
生成されたデータテーブル横のその他メニューから「Googleスプレッドシートにエクスポート」を選びます。公式ヘルプによると、新しいスプレッドシートの最初のタブに表が入り、引用文献は2番目のタブに入ります。Google公式ヘルプ:エクスポート
出力後は、表と参照元を両方開いて確認します。表が埋まったことだけで、比較が終わったとは判断しません。
出力後に確認する三つの点
空欄や「記載なし」を、不存在と読み替えない
案内に持ち物の説明が見つからなかったとしても、「持ち物は不要」とは限りません。該当欄の根拠を読み直し、わからなければ確認待ちとして残します。
一つの条件を別の候補へ移していないか
オンライン参加の条件や申込期限などが、正しい講座の行に入っているかを確認します。似た資料が並ぶ場合は、資料名と行の対応を一つずつ照合する方法があります。
原文の条件を確認する考え方は、生成AIの要約を原文で確認する手順でも紹介しています。
編集と共有は、出力先でも確認する
公式ヘルプでは、出力先のGoogleドキュメントやスプレッドシートで行った変更は、元のノートブックへ同期されません。また、ノートブックの共有権限も出力先には引き継がれません。Google公式ヘルプ:出力後の注意点
修正した表を使い続ける場合は、どのファイルを最終版にするか決めます。他の人へ渡す前には、出力先の共有範囲と内容を確認してください。
向いているのは、同じ観点で読み比べたいとき
複数の案内や仕様を同じ列へ揃えたい人には、試す価値のある使い方です。資料の理解を確かめる復習クイズの作成とは異なり、今回は選択肢を比較するための表を作ります。
AIが用意する下書きと、自分が確認した情報。その区別を残したまま表を整えることを、この記事では勧めます。
参考にした一次情報
確認日:2026年9月29日。公開日が変わる場合は、操作名と提供条件を再確認してください。
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